【2021年1月版】ネットでバズった面白い広告3選 | 新宿駅に登場したビジネス界の遺物展

今回は2021年1月に話題となった、面白い広告3選についてご紹介します。

駅広告を上手く活用した面白い広告「ビジネス界の遺物展」

東京メトロ丸ノ内線新宿駅のメトロプロムナードに現れた「ビジネス界の遺物展」

東京メトロ日比谷線 六本木駅

新年の仕事始めに併せて実施された、Wantedly(ウォンテッドリー)の駅広告が「面白い!」と話題となりました。

Wantedlyとは、ウォンテッドリー株式会社が運営する、「はたらく」を面白くするビジネスSNS。
運命のチームや仕事に出会えたり、人脈の構築や管理、ビジネスの情報収集に活用されているサービスです。

同社は、自社サービス「Wantedly」のプロフィール欄を2020年12月に一新。
今回の広告は、新プロフィールのローンチを受け始動したプロジェクト「#つながり方改革」の企画の一環として掲出されました。


新宿駅では、名刺交換の光景や履歴書、職務経歴書が
それぞれ額縁で飾られたデザインとなっています。

例えば、履歴書の説明書きでは、「修正液を使うことが許されない為、極度の緊張感が書くものを襲い、そのプレッシャーで書き損じるという悪循環を巻き起こした。」といったクスッと笑える、あるあるネタが掲載。

また、名刺交換の説明書きには「紀元前2世紀の中国で、自分の名前を書いた竹や木が起源とされている」といった初めて聞くような面白ネタも。

新宿駅では、丸の内線から他路線に乗り換えを急ぐユーザーが引っ切りなしに目の前を通行しており、周りと毛色が違う広告に驚く通行者や、中には全ての展示物の写真を撮る強者もチラホラいらっしゃいました。

履歴書に関する説明書き

東京メトロ内でも最大級の大きさを誇るメトロプロムナード(※)を存分に生かした、インパクトのある面白い広告だったように感じます。
何より、横長の広告スペースを「美術館」の展示スペース、今当たり前の光景を「遺物品」として捉えた発想が面白い。

※メトロプロムナード…東京メトロ丸ノ内線新宿駅~新宿三丁目駅間にある地下連絡通路。

今回の広告では「従来の形式に縛られた名刺・履歴書・職務経歴書の在り方を問い、今一度それぞれのツールについて考え直すきっかけを作りたい」との思いも込められています。

広告実施期間:2021年1月4日(月)~1月10日(日)

キャラクター大行進!?渋谷駅のビッグサイネージを使った面白広告

東急田園都市線 渋谷駅構内

東急田園都市線渋谷駅のハチ公前広場へ繋がるA8出入口通路近くに設置されたサイネージ。
こちらで掲載された「アニメ『ワールドトリガー』」の巨大広告が話題となりました。

同作品は葦原大介氏による日本の少年漫画。現在は月刊誌『ジャンプスクエア』に掲載されており、
今回の広告はアニメの2ndシーズン放送直前の企画として掲出されました。

写真では収まりきらない大きさと迫力。実際の様子はこちら。

今回広告が放映された巨大デジタルサイネージは、15秒や30秒の動画CMが決まったサイクルで放映される仕組みではなく、
1社単独の買い切り型のメディア。コンテンツの自由度が高い事が特徴です。

本広告は、作品中に登場するキャラクターが右から左へ大行進していくというものとなっており、
横長サイネージを活用した面白いコンテンツとなっていました。

キャラクターの行進だけではなく、アニメや原作コミックスのワンシーンなども放映されるなど、
ファンにはたまらない内容であったと感じます。
(実際に流れていたコンテンツはコチラから確認できます。)

私が見に行ったタイミングでも、女性ファンがサイネージの前で動画撮影をしていたり、
本作を知らないユーザーも「すごい!」「なんだこれ!?」と驚きを見せながら、目の前を通っていました。

また、ワールドトリガー公式Twitterの投稿を皮切りに、ファンを中心にSNS上でも話題となりました。

“ワートリの電子広告見に来たけど凄い…!!!遊真グラスホッパー使ってるし早すぎて上手く撮れなかったけど怒った小南がとりまる追いかけてる…何よりこのキャラ数の大行進圧巻”
“ワートリ渋谷広告ずっと見てられ“”
“渋谷ーー!!!今日ちょうど通過する駅だったから見れた!!!!
ワートリ公式ありがとうございます!!!かわいいです!!!”

ちなみに、この巨大サイネージがある通路は、JR渋谷駅のハチ公口や東急東横線改札方面とも繋がっており常に利用者が多いエリアでもあります。
(余談ではありますが、電車の往来に合わせて人の流れが来るため、写真を撮るのに苦労しました。)

約25mの巨大サイネージが通行者に与えるインパクトは計り知れません。

広告実施期間:2021年1月4日(月)~

コロナ渦の販売実績を記載したレシート広告


2021年1月1日(金)日本経済新聞朝刊

株式会社そごう・西武が1月1日に掲出した広告が、SNSを中心に話題となりました。
広告は日本経済新聞や朝日新聞朝刊に掲載されたほか、同社の百貨店店舗でのポスターなどで掲載となっています。

本広告では、新聞の全面広告に1枚のレシートが描かれ、「スーツケース」「口紅」などの品目と購入数、
下部には品目に関する詳細説明と「百貨店が売っていたものは、希望でした」というインパクトのあるメッセージが描かれています。


渋谷の西武百貨店に掲出された屋外看板

2020年6月〜11月のそごう・西武商品の販売実績とともに、

“自由に旅行できる日のために、1314人のお客さまが、スーツケースを購入された。マスクの下でもメイクを楽しみたい7万6175人のお客さまが、口紅を購入された。夏祭りは中止だったけれど、浴衣は475着。颯爽と街を歩く日を待ちながら、お求めになったハイヒールは1001足。生まれてくる命を、566セットのベビーギフトが全力で祝福した”

とメッセージを掲載。コロナ下で様々な制約のあった昨年の買い物を、「希望」として表現しました。

また、新聞やポスターの他、動画でもコンテンツが公開されており、
「希望を買いに来てくださった全てのお客さまに、感謝します。」と感謝の言葉で締めくくっています。


【西武・そごう】わたしは、私。| レシートは、希望のリストになった。

SNS上でも、一般ユーザーによる今回の広告に対するツイートが24,000リツイート、13万いいね(2021年1月11日時点)を記録、
新聞読者のみにとどまらず広く拡散しました。

また、広告や拡散された投稿を見たユーザーからも、

“そごう西武の広告、新聞の全面広告でめっちゃ良くて公式見に行ったらミリもバズってなくて泣いちゃったよ 動画も良いよ 見てくれ”
“いいAD。 この感性が必要ですね。”
“「レシートは希望のリストになった」 今がどれだけ辛く耐がたい中でも、人はまた次の年、未来に希望を持って生きることができる想像力があることを教えてくれる、そんな素敵な広告でした”
“そごう西武、毎年ちゃんとクリエイティブなところにお金かけてて、毎年ちゃんとしっかり話題になってくるの本当すごい。百貨店の矜持をすごく感じてとても好き”
“そごうの広告コピー 毎度いいな、感動する”

といった共感のコメントが数多く寄せられました。

コロナ渦で何かと不自由を強いられる今日この頃ではありますが、こういったポジティブなメッセージは多くの人を励まし、希望を与えているのではないでしょうか。

また、そごう・西武の広告と言えば、昨年の元旦広告「さ、ひっくり返そう」でも話題となりました。
こちらは背景に白抜きの文字、真ん中に力士のイラストが描かれたデザインで、メッセージを一行ずつ逆さに読むと全く違う内容の文章になるというもの。

多くのユーザーを魅了するそごう・西武の広告、来年度の動向にも注目したいところですね。

広告実施期間:2021年1月1日(金)※新聞広告掲載日

まとめ

2021年1月に話題となった面白広告を紹介しました。

今回ご紹介した広告は全てSNS経由で情報を得て、現地へ撮影に行って来ました。
「ウォンテッドリー」の駅広告や「ワールドトリガー」の巨大サイネージは投稿された写真と実際に現地で見るインパクトは雲泥の差があり、
改めてOOHの魅力を見直す良い機会にもなりました。

両方とも、各メディア特徴を上手く活用した面白い広告だったように思います。

また、「そごう・西武」のようなメッセージで訴えかける広告も、話題性が高く、
まだ店舗で買い物をしたことが無いユーザーにもインパクトを与えることができていた印象があります。

狙ってできるものではありませんが、いつもとは違うクリエイティブでオフライン広告に挑戦してみてはいかがでしょうか?


関連記事

前の記事へ

リアルに関する広告・媒体の比較、まとめ

次の記事へ

渋谷駅周辺の広告 | OOH事例、種類や値段など