【2021年5月版】ネットで話題となった面白い広告3選 | ライブ会場を推理するための看板広告

インターネット上で話題となった面白い広告をまとめました。
今回は2021年5月に話題となった広告3選についてご紹介します。

拡声器?Red Bull(レッドブル)が仕掛けるシークレットライブ・イベント

渋谷駅前に設置された看板広告

Red Bull(レッドブル)が実施した、渋谷駅前での看板広告が話題となりました。

この広告は、レッドブルとKing Gnuがコラボレーションした「Go Louder」プロジェクトの新たな取り組み『Red Bull Secret Gig(レッドブル・シークレット・ギグ)』にちなんで掲載されました。『Red Bull Secret Gig』はレッドブルが仕掛けるシークレットライブ・イベント。これまで世界6か国で10回以上にわたり実施されています。

今回、レッドブルとKing Gnuがタッグを組み、いまだかつてどのアーティストも行ってこなかった衝撃の場所でのシークレットライブ実施を決定。この広告は、そのライブ会場を探し当てるためのヒントとして掲載された面白い広告です。全国各地で目撃情報がありました。

この企画では、各地に出現するヒントを手掛かりにシークレットライブの会場を推理、正解すると、シークレットライブへの現地参加(A賞)またはオンラインでの参加(B賞)が可能になります。

A賞の締め切り直前には、会場を推理するための大きなヒントとなる動画を公開。King Gnuファンの方を中心に話題となりました。

出典:Red Bull × King Gnuが仕掛ける前代未聞のシークレットライブ

各地の看板広告などを謎解きのヒントとして使っている点が面白いですよね。会場を当てたいファンは躍起になる一方で、何も知らない人からしたら謎が多いビジュアル。実際、渋谷駅の看板も実際に撮影に行った際、「なんだこれ?」「拡声器?」といった謎めいた声もチラホラありました。

渋谷駅を訪れる、多くの方の興味関心を刺激した面白い広告だったと思います。

広告実施期間:2021年5月~

【母の日】今日も、お母さんにありがとう

新宿メトロプロムナード『新宿駅スーパープレミアムセット』に掲出された広告

株式会社ウテナが実施した『ゆず油』の広告が話題となりました。

ヘルスケア商品を中心に取り扱う同社は、2021年5月10日より新宿駅地下通路内に交通広告「今日も、お母さんにありがとう。」を掲載しました。5月9日が母の日ではありますが、同社のお母さんへの感謝は『母の日』が終わっても毎日伝えたい」という想いから、あえて『母の日』の翌日5月10日から掲出。

メッセージ部分

同時に実施されたTwitterでのキャンペーンでは、5月10日から翌11日かけてキャンペーン応募に必要なキーワード(ハッシュタグ)を含んだ投稿が数多く寄せられました。

キーワード「今日もお母さんにありがとう」の投稿数(5月20日から過去30日の推移)

寄せられた投稿には、数多くの母親への感謝を伝えるメッセージが記されていました。

  • いつも喜怒哀楽激しい、私を見離さないでいてくれてありがとう
  • どんなときでも娘のために力強く応援してくれ、時に見守ってくれた母に大感謝!!!!私もそんな母のような人間になりたいと目標にしています。ありがとう。
  • お母さん、離れて住んでるけどいつもお米とかありがとうね
  • いつも美味しいお弁当を作ってくれてありがとね
  • いつも心配して電話くれてありがとう。沢山の愛を感じます。ありがとう

今回の広告がきっかけで、母親に対して感謝の連絡をした方も多かったのではないでしょうか。

広告実施期間:2021年5月10日~


この前日まで同じく新宿メトロプロムナードに掲示されていた母の日関連の広告も、面白くて素敵な広告だと思ったのでちょっぴり紹介します。

出典:「#母の手にありがとう」プロジェクト第二弾‼5月3日(月・祝)~5月9日(日)の期間中、新宿にてロート製薬が母の偉大さとその“母の手”を讃える作品展「母の手間展」を開催!

この広告は、ハンドケアクリーム商品を展開するロート製薬株式会社が5月3日から5月9日にかけて実施した広告です。“母の手”に感謝の想いを込め、わたしたちが生まれてから大人になるまで手をかけてくれた母のその手をテーマに、 “母の手”を讃える作品展「母の手間展」と称したクリエイティブが話題となりました。

生まれてから大人になるまでに、母親が手にかけてくれた数々の手間が、まるで美術館のように1つ1つ作品として描かれました。

『#00愛の始まり』から『#30最後のお手伝い』までストーリー形式となっており、新宿メトロプロムナードの広い空間を上手く利用した広告だったように思います。『#19鬼メッセージ』のようにクスッと笑える面白い内容や、『#15普段は切らないノリ』のような改めて考えると愛を感じるなぁと思う内容など、喜怒哀楽に満ちた作品がズラッと掲載されていました。

私自身も、色々考えさせられた広告でしたね。

広告実施期間:2021年5月3日~5月10日

ありそうでなかった、電柱広告で書籍の宣伝

株式会社NASUの代表取締役である前田高志氏の著書『勝てるデザイン』(幻冬舎)の電柱広告が話題となりました。

本広告は、同社オフィスのある代官山エリアで出稿された電柱広告です。『勝てるデザイン 前田高志』と書籍名・著者名が大きく描かれ、サブキャッチには『デザイン関係ない人ほど読んで欲しい本。』と幅広いユーザー向けの書籍であることが描かれています。

この書籍は、元・任天堂デザイナーである前田氏がデザイナーだけでなく全ての人にデザインが広がることを願って書いた書籍。「Illustrator時短術」「おすすめフォント3選」などデザイナー必見の技術はもちろん、「ダサいデザインはなぜ生まれるのか?」「プレゼンはラブレター」などデザインを武器にしたいビジネスマン向けの内容を掲載。予約殺到でデザイン書としては異例の発売前重版、さらに発売後わずか10日で第3刷が決定するなど、人気の高い書籍です。

今回の電柱広告で面白いのは、自社オフィスへの誘導ではなく、書籍を販売している代官山蔦屋書店の道案内の役割を果たしている点です。電柱広告は、エリアに密着した飲食店やクリニックなど、“自店舗"の宣伝や誘導目的での利用が殆どでした。今回のように、「書籍の広告」かつ「近隣書店への誘導」形式で電柱広告が利用されたケースは非常に稀ではないでしょうか?

ネット上では、著者である前田氏のツイートを皮切りに、多くのユーザーから拡散、感想などが寄せられました。

  • 電柱だったり銭湯の鏡だったり、 こういう一見アナログだけど注目度上がる広告、いいよね。
  • センスの塊。
  • この発想はなかった
  • トンマナが揃いすぎてて素敵。文字で構成されてるから、活かされてる
  • 電柱広告って商品名でも出せるんですね!! これなら他でも利用できそう。

ちなみに、この電柱広告裏にも同社の広告が掲出されており、同社が運営する『前田デザイン室』の利用者向けの案内広告となっていました。

広告実施期間:2021年5月20日~

まとめ

2021年5月に話題となった面白い広告を紹介しました。

母の日関連の広告は、改めて母親へ感謝を伝えたくなるような広告でした。新宿メトロプロムナードの広さを上手く活用した『母の手間展』のように面白い演出もあれば、『今日も、お母さんにありがとう』のようにシンプルに感謝を伝える内容など、母親への感謝をコンテンツの中心にそれぞれ面白い演出だったと思っています。

『勝てるデザイン』の電柱広告も、電柱という比較的アナログなメディアを使った面白い広告でした。“ありそうでなかった”面白い取り組みだったと思います。

レッドブルのシークレットライブの広告も面白いですよね。まさか、ライブ会場のヒントを看板広告で掲出し、謎解き感覚のエンターテインメントに変えてしまうとは。新しい広告メディアの使い方を世に示した事例だったと思います。一体、いくらかかっているのだろうか…個人的に気になります。

来月はどんな面白い広告に出会えるのか、楽しみですね。


関連記事

前の記事へ

マスクを広告にする新しい仕組み「アドアライブ(ADALIVE)」が始動

次の記事へ

押上駅周辺の広告 | 広告媒体一覧