電柱広告の新たな取り組みある『プペル電柱広告プロジェクト』。その詳細や企画の真意について担当者インタビュー!

西野亮廣さんの絵本「えんとつ町のプペル」のキャラクターがデザインされた電柱広告がある事を皆さんはご存じでしょうか?

電柱広告と言うと“道案内看板”のイメージが強いかもしれませんが、実は立派な屋外看板。
デザイン等に規定はあるものの、比較的低単価で出来る広告メディアでもあります。

そんな電柱広告に新たな風を起こしている『プペル電柱広告プロジェクト』、
その詳細や企画の真意について、プペル電柱広告プロジェクトの企画・運営をされており、「電柱広告のキムラ」として各種SNSでも情報発信されている木村様にお話を伺いました。

――簡単に自己紹介をお願いします。

都内の電柱広告の会社で営業として9年目となります。数社の広告代理店を経て現在の広告代理店に勤務しています。

今でこそ「電柱広告のキムラ」としてやっていますが、一貫してずっと電柱広告を販売していたわけではなく、
前の会社ではキャラクターのタイアップ広告などそれぞれ会社が強みとして持つメディアの販売を行っていました。

――ずっと電柱広告を売られていたわけではないのですね。

今の会社は電柱広告の指定代理店でもあり、他の屋外広告も取り扱うため、各広告枠をお客様の要望に合わせて販売しています。

「電柱広告のキムラ」こと木村隆さん


――早速ではありますが、「プペル電柱広告プロジェクト」についてお聞きできればと思います。まず、立ち上げの経緯について教えてください。

私がこのプロジェクトを思いついたのは、西野亮廣さんの絵本「えんとつ町のプペル」の中に電柱広告が描かれていたのを見つけたのがきっかけです。
3年前の2018年12月にAbemaTV株式会社ニシノコンサルで西野さんにお会いする機会を頂き、昨年の2020年8月にプペル電柱広告の企画をご相談させて頂きスタートしました。

ご相談させて頂いたのは2020年の8月、「えんとつ町のプペル」の上映開始は2020年の12月でしたが、
私の中では数年前からあたためていた企画でもあります。

――具体的にはどういったプロジェクトなのですか?

プペル電柱広告プロジェクトの特徴は主に2つです。1つめは「えんとつ町のプペル」の可愛いデザインの電柱広告が出せる事です。

電柱広告と言うと「道案内看板」を連想しがちですが、このプロジェクトで掲出できる電柱広告のデザインは「えんとつ町のプペル」という絵本をテーマにしています。
メインのキャラクター「ルビッチ」とゴミ人間の「プペル」のデザインと、その二人がいる“えんとつ町”の外観を描いたデザインの計3パターンを準備しており、お好きなデザインをお客様に選んでいただいています。

左から順に「ルビッチver.」「えんとつ町ver.」「プペルver.」

ちなみに、デザインはスペイン在住のかんかんさんにデザインを担当して頂きました。かんかんさんには、プロジェクトページのデザインも担当していただいています。

――確かに、これはカワイイですね。こんな電柱広告見たことありません。

掲出頂いたお客様や実際に電柱広告を見た方から「すごいカワイイ」といった声を頂けており、とても嬉しく思っています。

文字中心のイメージがある電柱広告ですが、イラストが入るだけで全然イメージが違います。

――2つ目の特徴を教えてください。

電柱広告の掲出費用をクラウドファンディングで募っている事です。

掲出については通常の電柱広告同様、1年単位での掲載が基本となっています。最初1年目は広告掲載費用+制作費が必要となってくるのですが、1年目の掲載費についてはシルクハットと言うクラウドファンディングサービスを使って集められている方が多くいらっしゃいます。

――出稿を検討している店舗さんがクラウドファンディングで掲出費を調達するイメージですか?

その通りです。

以前、西野さんがご自身のブログの中で「電柱広告」について、新しい使い方で利用できないかとお話をしていた時がありました。…というのも、店舗が新規開店とか周年のお祝いの際に花をお渡しする文化があると思いますが、「電柱広告を送るという文化も作れそうだよね」という話をしてくださったのが、クラウドファンディングを絡めるきっかけとなりました。

既に二十数件のクライアント様がシルクハットを通してプロジェクトを実施、全プロジェクトで調達予定額の100%以上を達成しています。

出典:群馬県【プペル電柱広告】カフェドマリにプレゼントしたい!


――実施した全てのクラウドファンディングで100%以上を達成されているのですか?

その通りです。クラウドファンディングを実施する際は、私もしっかりサポートさせて頂いています。
クラウドファンディングで資金を集めるというと難しそうな印象はありますが、「数万単位で数千万単位の調達ではない事」、「支援者も30~50人くらいいれば達成できる」点をご理解いただければ、しっかり資金を集めることが可能です。

また、クラウドファンディングを実施する前から各店舗の方も、既にいらっしゃる常連の方を中心にお声がけしてもらっているので、店舗でのちょっとしたイベントとして楽しんで参加してくださる方も多い印象があります。

また、クラウドファンデングを絡めることで、支援者の方々含めて多くの方が電柱広告を見つけていただき、SNSにも投稿して頂いています。

ちなみに、クラウドファンディングでは1年目の費用の獲得に焦点を当てています。なので、2年目以降については、各お客様に広告料金をお支払いいただくイメージです。

――どういった企業・店舗様がプペルの電柱広告を出されていますか?

カフェや居酒屋、スナックなどの飲食店を中心に、接骨院やアイスクリーム屋さん、動物病院、保育園など多様な業種のクライアント様に掲出頂いています。スナックや居酒屋など、今まで電柱広告で中々お取引の無かった新しい業種の方ともご縁を頂いています。


不動産 「えんとつ町」デザインの電柱広告

美容室 「プペル」デザインの電柱広告

概算ではありますが、現時点で19都道府県で約70本(2020年3月時点)のプペルの電柱広告が掲出となっています。

設置済都道府県マップ(2/20時点)

※設置されている都道府県は以下の通り。
北海道、群馬県、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、長野県、三重県、兵庫県、大阪府、広島県、高知県、福岡県、長崎県、佐賀県

今回のプロジェクトは全国エリア対応となっていますが、実は弊社の営業エリアが関東地方限定となっています。なので、それ以外のエリアに関しては各エリアで電柱広告を取り扱っている代理店様に取り組みについて説明した上で協力いただいています。

電柱広告には「地産地消」の文化が強く残っています。弊社では関東エリアを管轄していますが、大阪とか関西エリア、九州地方など、自分達の営業範囲外のエリアでは中々取り扱えないのが現状でした。今回、プペルの電柱広告プロジェクトを通して、企画に賛同してくださる代理店様とのご縁が出来たことも、私たちにとってはとてもプラスだったと改めて思っています。

――プペルの電柱広告をやっていて良かったと思う瞬間について教えてください。

プペルの電柱広告の話で言うと、「電柱広告が必要ないお客様も多く参加をしてくださっていること」です。

電柱広告の多くが道案内用途であり、ちょっとした路地や分かりにくい位置にある店舗の誘導用に使われるケースが多いのが実情でした。今回の企画では、店舗の場所が道沿いで分かりやすく、電柱広告(道案内)を必要としないような店舗さんやそもそも電柱広告を出さなくても集客を取れているお客様も多く出稿して頂いている点はやっていてよかったと思う1つですね。

 「このプペルの企画自体が好きだ」とか「この企画に参加したい」といった、電柱広告を頼む要素以外の理由で出稿を決めてくださるお客様が多く、楽しんでいただけている実感があるのがやっていてよかったと思うところですね。

――他にもありますか?

クラウドファンディングでは「リターン(お金を出した人向けの特典)」を作るのですが、その特典で来店促進に繋がったといった声を頂けたことですね。

リターンではカフェであれば「ランチ券」や「ドリンク券」、居酒屋さんであれば「飲み放題券」などの来店特典、また「電柱広告完成パーティ」といった支援者限定のイベントへの参加券といった特典を付けています。

クラウドファンディングという仕組みを使えば、電柱広告のみならず、目に見える集客まで行うことが出来るようになったので、そこの部分凄く期待されて出稿されているお客様も多くいらっしゃいます。しっかり集客もできて、看板も持つことが出来るという建付けになので、多くのお客様に喜んでいただいています。

出典:群馬県【プペル電柱広告】カフェドマリにプレゼントしたい!

――なるほど。可愛い電柱広告が出せて、かつ集客までできちゃうのですね!

プペルの電柱広告でも「電柱広告が1日あたり100円で出せる」事実は変わりません。

ただ電柱広告を付けるだけであれば、他の会社さんでも実施できますが、差別化を図るとなった時に、私は「100円」の価値を高めることが重要だなと思っています。その1つとして、プペルというデザイン・コンテンツを使うことで今までにない価値を提供できますし、クラウドファンディングも必ず達成できるようプロジェクトをサポートさせて頂きます。

この「1日100円」の価値を上げ続けることをずっとやり続けています。

――プペル電柱広告プロジェクトの今後の展開、目標について教えてください。

プペル電柱広告の今後の展開は「46都道府県ジャック」です。
電柱広告が設置できない京都府を除く、46都道府県にプペル電柱広告の設置を目指します。

細く長く…といいますか、お客様からお問い合わせがあれば1組ずつしっかり向き合わせて頂き、クラウドファンディング等含めてプペル電柱広告を形にしていきたいと思っています。

――最後に、広告を検討されている皆様に一言お願いします。

お伝えしたいことは1つだけで、「1日100円の電柱広告でも小さなお悩みを解決できる」ことです。

先日の加藤さんのツイートを見ていても、「電柱広告=高い」イメージをお持ちで電柱広告が1日100円で出せることも知られていないですし、電柱広告が出来ること自体まだまだ知られていないことが現実です。

私はもっともっと1人でも多くの方にこの事実をお伝えして、お客様の小さなお悩みを解決できるように取り組んでいきたいと思っております。

――木村さん、ありがとうございました。

木村隆 様

数社の広告代理店を経て、現在は東京都内の電柱広告の会社で営業として9年目。
電柱広告のキムラ」として電柱広告の情報などを各種SNSで発信されている。

Twitter/Instagram/note/プペル電柱広告プロジェクトページ

※プペル電柱広告の出稿を希望される際は、木村様へ直接お問い合わせください。


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