【2022年10月版】ネットで話題となった面白い広告5選 | 黒い山手線

インターネット上で話題となった面白い広告をまとめました。
今回は2022年10月に話題となった広告5選についてご紹介します。

Netflix 黒い山手線

動画配信サービス『Netflix』のラッピング電車がネットで話題になりました。

山手線を走るNetflixラッピング電車

 映画やドラマ、アニメなどのコンテンツを配信している動画配信サービス『Netflix』は鉄道開業150年を記念し、JR東日本と共同でラッピング電車の運行を実施しました。黒い車両は、鉄道開業時の1号機関車をイメージしてデザインされました。車内は各車両ごとにNetflixの人気作品の車内広告が掲出され、作品の世界観が表現されました。

Netflixラッピング電車の車内広告

山手線と言えば緑の車両。そこへ突然現れた黒い電車に驚く人は多く、ネット上でも話題になりました。

山手線を真っ黒な電車が走行していたらとても目立ちますよね!
ちょっと不気味な感じもありましたが、ネット上では「カッコいい!」と評判でした。
黒い車両のモデルとなった山手線1号機関車とNetflix電車を比較しているツイートもありました。

電車好きも喜ぶラッピング電車だったと思います。
この黒いラッピング電車は本数が少ないため、乗れた人はとてもラッキーでしたね!
ネットだけでなく様々なメディアに取り上げられるなど、話題性抜群の面白い広告でした。

SPY×FAMILYコミックス10巻 大型広告

東急田園都市線渋谷駅構内に掲出された大型広告

集英社が東急田園都市線渋谷駅構内に掲出した漫画『SPY×FAMILY』の大型広告がネットで話題になりました。

『SPY×FAMILY』は遠藤達哉氏による漫画で、2019年3月25日より「少年ジャンプ+」にて連載が始まりました。さらに2019年7月にはコミックスの発売がスタート。連載開始約8ヶ月でコミックスの売上は100万部を突破し、その後もさらに売上部数を伸ばし、人気作品となりました。

今回、2022年10月4日に発売されたコミックス第10巻のPRとして大型広告を掲出。広告の中央には『SPY FAMILY』の文字が記載され、『SPY』側の左半分には物語のシリアスなシーンが、『FAMILY』側の右半分には心温まる日常のシーンが描かれています。

このコミックスの魅力満載の広告はネットを中心に好評でした。

さらに、コミックス10巻発売のPRはこの大型広告だけでなく、渋谷スクランブルスクエアの巨大ビジョンでも動画広告が配信されました。巨大アーニャがとてもインパクトのある動画広告となっていました。

2022年9月の面白い広告にもアニメ『SPY×FAMILY』の3D広告を取り上げさせていただきましたが、『SPY×FAMILY』は漫画もアニメも人気で今一番の話題作だというのが分かります。人気キャラクターのアーニャが可愛らしく、作品のPRにはぴったりですよね。
アニメから『SPY×FAMILY』を知った人は、この大型広告でコミックスの方も読んでみたくなったのではないでしょうか。

2022年9月に実施されたアニメ『SPY×FAMILY』の広告については以下の記事をご覧ください。
【2022年9月版】ネットで話題となった面白い広告5選 | アーニャが飛び出す3D広告

TBS 2022年秋新ドラマ ブランドビジュアル

TBSが都内各所に掲出した2022年秋の新ドラマ3作品のブランドビジュアルが話題になりました。

東急田園都市線渋谷駅構内に掲出された駅広告

TBSは2022年10月より放送開始した新ドラマ『君の花になる』、『アトムの童』、『クロサギ』の3作品を統一したブランドビジュアルでPR。渋谷駅や表参道駅など、都内各所に掲出されたほか、WEB上でもYouTubeなどで動画広告が配信されました。

広告にはそれぞれのドラマの主人公が登場。『君の花になる』はラブコメ、『アトムの童』は社会派ドラマ、『クロサギ』はサスペンスと、特徴の異なるドラマを上手に統一させたデザインで”TBSのブランド”として表現していました。
黒地に青い「TBS」の文字が目立つデザインで、「心、揺さぶる時を。」のコピーが印象的な広告となっています。

このブランドビジュアルはネット上でも話題に。主役3人が並ぶ広告はやはりインパクト大でした。

日曜劇場や金曜ドラマなど話題作の多いTBSですが、この秋の新ドラマにかける思いが伝わるような広告展開でした。
人気の俳優3名が並ぶこの広告はシリアスな雰囲気もあって記憶に残りやすい広告だと思います。
渋谷駅構内はサイネージ広告が多数掲出されており、TBSがジャックしているような大規模なPRとなっていました。

STU48 ロングランヒット記念広告

京王井の頭線渋谷駅構内にて配信されたサイネージ広告

京王井の頭線渋谷駅構内にて実施されたSTU48のサイネージ広告ジャックが話題になりました。

2022年4月13日に発売されたSTU48の8作目のシングル『花は誰のもの?』が少しずつ売上を伸ばし、2022年10月には44万枚を突破。今回、このロングランヒットを記念し、『花は誰のもの?』のサイネージ広告が渋谷駅構内をジャックしました。

サイネージ広告では『花は誰のもの?』のミュージックビデオや、水色のバックに白い文字で「瀬戸内から、世界の平和を願うメッセージソング。」のコピーが映し出され、曲の魅力をアピールしていました。

ネット上でもこのサイネージ広告が話題になり、多くの人が拡散していました。

ネット上ではファンを中心に盛り上がっていましたが、改札前でのサイネージジャックは反復訴求も期待でき、より多くの人に曲を覚えてもらえたのではないでしょうか。
曲のテーマが「世界平和」ということで今の時代にとても合っている曲ですよね。年末年始の特番シーズンにはさらに耳にすることになるかもしれません。曲を初めて聞く人も興味を持つようなサイネージ広告でした。

ブルーロック 広告ジャック

渋谷駅周辺にて実施されたアニメ『ブルーロック』の広告ジャックが話題になりました。

渋谷駅東口地下広場に掲出された大型広告

『ブルーロック』は原作を金城宗幸氏、作画をノ村優介氏が手掛けているサッカー漫画で、2022年10月時点で累計発行部数は1,200万部を突破している人気作品です。
日本フットボール連合が設立した育成寮「青い監獄(ブルーロック)」で主人公・潔世一をはじめとする様々な選手たちが世界一のストライカーを目指すというストーリーで、
2022年10月よりテレビアニメの放送がスタート。今回はアニメ放送開始のPRのため、渋谷駅周辺を『ブルーロック』の広告がジャックしました。

渋谷駅東口地下広場にはアニメに登場するキャラクターたちの姿が描かれた大型広告が登場。また、渋谷ハチ公前広場などにもアニメ放送をPRする広告が掲出されました。

この大型広告はネット上でも注目を集めていました。

ブルーロックってアニメ渋谷広告で気になってみたけど キャラ立ちしてて面白い。
渋谷ブルーロック広告いっぱいあってテンション上がった
渋谷駅で見かけたブルーロック広告。作品もキャラも魅力的なので密かに視聴してます。
渋谷ブルーロック広告だらけなんだが!???!?うれしっ

アニメの広告ジャックはここ最近頻繁に実施されていて、アニメの人気の高さをとても感じます。
サブカル発信の街でもある渋谷での広告ジャックはとても話題になりますし、作品をより知ってもらうにはぴったりの場所だと思います。
ネット上では漫画ファンが特に盛り上がっているのが印象的でした。広告を現地まで見に行ったことを報告していたり、お気に入りのキャラクターと一緒に写真撮影したりと、ファンも大喜びの広告展開でした。

まとめ

2022年10月も『SPY×FAMILY』や『ブルーロック』などの漫画やアニメの広告が特に話題になっていました。
そんな中、山手線で実施されたNetflixのラッピング電車は、駅利用者に強烈なインパクトを与えました。ただNetflixをPRしたのではなく、JR東日本と共同で鉄道開業150年を記念して実施したというのがまた面白いですよね!
黒い山手線は多くの人が写真だけでなく、動画も撮影して拡散していたのが印象的でした。
今までにも様々な面白い広告を掲出してきたNetflixですが今回もさすがでした。今後も楽しみにしたいと思います。

アニメや漫画の広告がインパクト大でしたが、ドラマも負けていませんでした。
TBSのブランドビジュアルはとてもクールでかっこよかったですよね。テイストが違うドラマ3作品を一つの広告でPRというのも面白いと思います。

STU48のサイネージ広告も記憶に残る広告展開だったと思います。渋谷駅構内がSTU48一色になっていて、掲出期間中は多くのSTU48ファンの方が訪れ、写真撮影したようです。ファンの拡散力はやはり凄まじいですね。

今までに話題になった面白い広告について、以下の記事でもご紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。
面白い広告まとめ | ネットでバズった話題の広告

ビズパマガジンでは2023年2月にネットで話題になった面白い広告をご紹介しておりますので、ぜひ、ご覧ください。
【2023年2月】ネットで話題の面白い広告5選|プリキュア20周年サイネージ


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