【2022年1月版】ネットで話題となった面白い広告5選 | 受験生に送る応援メッセージ

インターネット上で話題となった面白い広告をまとめました。
今回は2022年1月に話題となった広告5選についてご紹介します。

明治プロビオヨーグルトR-1「受験当日の我が子に、かけてあげたい言葉とは?」

南北線東大前駅構内に掲出されていた交通広告

南北線東大前駅・京王井の頭線駒場東大前駅構内と東京メトロ銀座線・丸ノ内線車内にて掲載された、「明治プロビオヨーグルトR-1」の交通広告がネットで話題となりました。

「明治プロビオヨーグルトR-1」は6,000種類以上の乳酸菌から選び抜かれた乳酸菌のひとつ、“1073R-1乳酸菌”を使用したヨーグルト。“1073R-1乳酸菌”はNK活性増強効果があり、毎日食べたり飲んだりすることで、風邪罹患リスク低下効果や、インフルエンザの抑制効果が期待できます。「強さひきだす乳酸菌」をキャッチフレーズに、免疫力強化をサポートしています。

今回の交通広告は大学入試共通テスト初日の2022年1月15日より掲載がスタート。都内最大級の試験会場である東京大学の最寄駅、南北線東大前駅と京王井の頭線駒場東大前駅の構内に様々な駅広告が掲載されました。さらに、試験会場までの交通機関である東京メトロ銀座線と丸ノ内線の車内にも、多数の車内広告を掲出しました。

京王井の頭線駒場東大前駅の階段に掲出された広告

中でも話題になったのは、南北線東大前駅の構内に掲載された駅貼りポスター広告。見る角度が変わると見える文字が変わるという仕組みになっており、試験会場へ行く時と、試験会場から帰る時とで読めるメッセージが変わるようになっていました。

(左)会場へ向かう時に見えるメッセージ(右)会場から帰る時に見えるメッセージ

受験生にとって試験当日までの体調管理も重要なもの。受験生の子供の体調を毎日気にかけ続けてきた親の気持ちと「明治プロビオヨーグルトR-1」の思いは同じだというメッセージも込められていると思います。2021年に実施された「R-1」の「受験生あるある」広告も個性的でしたが、今年の広告もインパクトがあり、受験生の背中を押すような内容でした。

ネット上では行きと帰りで異なるメッセージが見えるというアイデアが面白いと話題になっていました。昨年に引き続き、受験シーズンのR-1ならではの
ユニークな広告でした。

KinKi Kids「#キンキ25円でCM出演」

JR新宿駅構内に掲出された大型広告

JR新宿駅構内に掲出された#キンキ25円でCM出演」キャンペーンの大型広告が話題になりました。

2022年7月21日でCDデビュー曲25周年を迎えるKinKi Kids。これを記念して、全国のファンと企業に感謝を伝えるべく、様々な企業のテレビCMに契約料25円(税別)で出演するというキャンペーンを実施します。テレビCM中に流れるCMソングについても、KinKi Kidsが合作で書き下ろす新曲となる予定です。

今回の広告は、#キンキ25円でCM出演」キャンペーンへの参加を募る内容となっていました。JR新宿駅中央通路のKinKi Kidsの広告ジャックはファンを中心に話題に。また、このキャンペーンの広告は2022年1月1日の読売新聞朝刊と、2022年1月6日の日本経済新聞朝刊にもそれぞれ掲載されました。

JR新宿駅中央通路を広告ジャック

日本経済新聞に掲載された新聞広告

ネット上では、たった25円でKinKi KidsにCM出演してもらうという企画自体が話題となりました。

ネット上でも多かった意見ですが、25円でKinKi Kidsが広告出演するというPRに莫大な広告費をかけているこの広告展開が面白いと思いました。KinKi Kidsのファンや企業への感謝の思いがすでに伝わってきますね。
これからどの企業が選ばれ、どのようなテレビCMとなるのか、今後の展開も楽しみなキャンペーンでした。

BiSH「2023年解散」屋外広告

渋谷駅周辺にて掲出された、BiSHの2023年解散についての屋外広告が話題となりました。

JR渋谷駅前の屋外広告

BiSHは「楽器を持たないパンクバンド」がキャッチコピーの6人組ガールズグループ。2015年に結成し、2021年末にはNHK紅白歌合戦初出場を果たしました。そんな人気絶頂の中、2023年をもって解散することを発表しました。

今回の屋外広告では、2023年の解散をBiSHらしく個性的にPR。「BiSH is OVER!」や「これから、解散パーチ―始めます。よろ。」など、解散の寂しさを感じさせないインパクトのあるコピーが印象的な広告となっています。様々なパターンの広告を渋谷駅周辺に掲出し、多くの人の注目を集めました。

渋谷の町にもBiSHの屋外広告が多数出現

BiSHの広告を見るために多くの清掃員(BiSHファンの総称)たちが渋谷を訪れているようです。ネットでも今回の広告について、清掃員たちが盛り上がっていたようです。

渋谷の街がBiSH一色で清掃員たちにとってはうれしい広告だったのではないでしょうか。
解散までの約1年の間には、12ヶ月連続リリースや各地でのライブ、BiSH主催フェスの実施など、様々な企画が盛りだくさんだそうです。約1年かけて開催される「BiSH解散パーチー」の始まりをBiSHらしくPRした広告キャンペーンでした。

ZONE 漫画「ブルーピリオド」とのコラボ広告

東京メトロ新宿駅構内に掲出された大型広告

東京メトロ新宿駅構内にて掲出された、エナジードリンク「ZONe」と漫画「ブルーピリオド」のコラボ広告が話題となりました。

「ブルーピリオド」は山口つばさ氏による青春漫画で、高校2年生で絵画の魅力に気づいた主人公が美術未経験から東京藝術大学を目指すストーリーです。また、「ZONe」はデジタル新世代のエナジードリンクとして、eカルチャーを夢中で作業する20代を中心に飲まれています。

今回のコラボ広告では「#受験生よゾーンに入れ」という大きなコピーで受験生を応援しています。山口つばさ氏描き下ろしの「ブルーピリオド」のイラストも掲載されており、漫画ファンにはうれしい広告となっています。実は、この広告は最初、オリジナルステッカーが添付されていて自由にはがして持ち帰れるピールオフ広告でした。ネット上では貴重なステッカーについて様々なコメントが上がっていました。

「ブルーピリオド」の受験生応援広告というのも、漫画の内容とぴったりで漫画ファンにとってはうれしい企画だったと思います。
ステッカーを手に入れた人がSNSなどで紹介することで、より広告効果も高まり、効率的にPRできたのではないでしょうか。人気ですぐに無くなってしまったステッカーを手に入れた人はラッキーでしたね。

オヴィス「5秒出社」

新宿駅構内に掲出された大型広告

oVice株式会社が全国各所にて掲出していたバーチャル空間「oVice」の広告がネットで話題になりました。

「oVice」はバーチャル空間の中で社内の人とのやり取りできる社内コミュニケーションツール。このコロナ禍でバーチャルオフィスを利用した新しい働き方は、様々な企業に取り入れてられています。

今回の広告は新宿をはじめとする全国の主要駅構内や電車内、タクシー内など、様々な場所に掲出されました。新宿駅構内に掲出された大型広告は、黒地に白い大きな文字で「5秒出社」と書かれたインパクトのある広告で、多くの人の興味関心を引きました。

また、電車内に掲出された広告には、様々なコピーが書かれたカラフルな広告を掲載。働く人の大多数が感じているようなコピーの数々で、ネット上でも多くの共感を呼んでいました。

短いコピーのみの広告はシンプルですがインパクトもあります。インパクトがあるだけでなく、わかりやすく伝わりやすい広告だったと思います。オヴィスの勢いを感じる、大規模な広告展開でした。

まとめ

2022年1月は、受験シーズンということもあり、明治プロビオヨーグルトR-1やZONEのような受験生への応援メッセージを込めた広告が注目を集めました。KinKi KidsやBiSHのように、ファンを巻き込んだ、ファンへの感謝を表す広告も話題になりました。どちらも今後の展開が気になる広告ですね。

BtoBでは、オヴィスのユニークなコピーの広告は今までにも何度か実施されてきましたが、今回はさらに進化していたように感じます。来月以降もどのような面白い広告に出会えるか楽しみです。

話題になった面白い広告について、以下の記事で紹介しているので、併せてご覧ください。
面白い広告まとめ | ネットでバズった話題の広告


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