【2021年10月版】ネットで話題となった面白い広告5選 | カメラのフラッシュ機能を活かした広告

インターネット上で話題となった面白い広告をまとめました。
今回は2021年10月に話題となった広告5選についてご紹介します。

ソードアートオンライン「絶望を照らす<閃光>となれ」

東京メトロ新宿駅

東京メトロ新宿駅構内に掲出された、2021年10月30日公開の映画「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア」の大型広告がネットで話題となりました。

「ソードアート・オンライン」は川原礫氏によるライトノベルが原作で、2012年7月に初めてTVアニメ化されて以降、第1期~第3期までが放送された人気作です。

今回の広告は、東京メトロ新宿駅の駅構内に大型のポスターとして掲出されました。真っ黒なデザインですが、カメラのフラッシュ機能で撮影すると、キャラクターが浮かび上がって見える面白い広告で、ファンを中心に話題となりました。

フラッシュをたかないと隠されたイラストが見られないことから多くの人がフラッシュ撮影に挑戦。その写真がSNSなどに投稿、情報が広く拡散されました。

また、同時期にはテレビCMや駅サイネージ、駅貼りポスターも掲出。同作の人気の高さを裏付けるような、大規模な出稿だったように思います。

東京メトロ四ツ谷駅

東京メトロ神保町駅

星のドラゴンクエスト 6周年記念3D広告

JR新宿駅東口

2021年10月に新宿駅東口広場前の大型ビジョンで配信されたスマートフォン向けゲームアプリ「星のドラゴンクエスト」の立体映像の動画広告が面白いと話題になりました。

スクエア・エニックスが2015年10月よりサービスを開始した「星のドラゴンクエスト」は、宇宙を探索して目的地を選び、選択した街で冒険を繰り広げるRPG。ドラクエおなじみの戦闘シーンも楽しめる人気のゲームアプリです。

今回の映像広告は2021年10月15日にサービス開始6周年を迎え、それを記念し配信されました。

最初にスライム1匹が現れ、だんだん数が増えて最終的には画面いっぱいのスライムたちが合体しキングスライムに姿を変えるという映像になっています。スライムのぷにぷに感が異常にリアルで、3D広告の技術力の高さがうかがえます。

立体映像が話題となりやすいこのビジョンで「星ドラ」の個性をしっかりアピールしています。こぼれ落ちてきそうな立体スライムと先の展開が気になる映像で注目を集めた面白い映像広告でした。

レッドブル「エナジー出して、一駅くらいなら、走っちゃう?」

渋谷駅構内

渋谷駅周辺に掲出されていたエナジードリンク「レッドブル」の大型広告が話題となりました。

オーストリアで生まれたエナジードリンク「レッドブル」は2006年より本格的に日本での販売が開始しました。渋谷駅に掲出された屋外広告では、「レッドブル」のCMでおなじみのアニメーションのイラストで商品をPR。渋谷駅構内の駅貼りポスターや屋外広告などに掲出され、話題になりました。

渋谷駅ハチ公前

「今日は頑張りどき」だと思うシーンにはエナジードリンクを飲む方も多いのではないでしょうか?レッドブルを飲んだら電車も追い抜く勢いで走れちゃう、というような面白いイラストとキャッチコピーで、見た人の記憶に残る広告となっていました。

ファミリーマート「そろそろ、No,1を入れ替えよう。」

東京メトロ新宿駅

新宿、渋谷、大阪、名古屋、札幌などの主要都市にて掲出された株式会社ファミリーマートの新プライベートブランド「ファミマル」の駅広告が話題になりました。

「ファミマル」は2021年10月19日より全国のファミリーマートで順次展開されている新プライベートブランド。「大切な家族に安心して薦められるレベルの安全と品質」にこだわった約810種類の商品がラインナップされています。

(左)JR渋谷駅(右)東京メトロ新宿駅

「ファミマル」のテレビCMにも出演している俳優の玉木宏さん、吉田鋼太郎さん、八木莉可子さんが駅広告にも出演し、「ファミマル」の美味しさをアピール。駅広告はもう1パターンあり、こちらはコピーだけ記載されているシンプルなデザインとなっていました。

また、2021年10月18日・19日発行の読売新聞朝刊にもファミマルの新聞広告が掲載され、こちらもネットで話題になりました。シンプルなコピーの広告からは、とにかく食べてみてほしい!という新ブランドに対する企業の思いが感じられます。商品の写真や美味しそうに食べる3人の表情も魅力的な広告でした。

名探偵コナン「100人のコナンを並べてみました。」

東急渋谷駅

2021年10月18日から10月24日まで渋谷駅にて掲出された「名探偵コナン」の大型広告が話題になりました。

今回、連載スタートから28年を迎える人気漫画作品「名探偵コナン」の100巻発売記念の広告として、大型広告を掲出。コミックス1巻から100巻までのカバーイラストとなった100人のコナンが勢揃いしています。

20mを超える長さの巨大ポスターに、ネット上では名探偵コナンファンからも歓喜の声が上がっていました。

100人のコナンの広告は圧巻でしたが、「名探偵コナン」という漫画の歴史を感じました。ネット上でもファンを中心に多くの人が拡散していましたが、ファンを喜ばせるイベント的な広告だったと思います。

まとめ

2021年10月は、個性的で様々な工夫が施された広告が多く見られました。

緊急事態宣言が解除された10月は、ソードアートオンラインや星のドラゴンクエストなどのように、ファンが実際に見に行きたくなるような屋外広告が目立っていた印象です。

今回のドラゴンクエストの3D広告のように、最新技術を使った表現も増えてきている印象があります。来月以降もどのような面白い広告に出会えるか、楽しみにしたいと思います。

今回ご紹介した広告以外にも、話題になった広告を以下の記事で紹介しているので、併せてご覧ください。
面白い広告まとめ | ネットでバズった話題の広告


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